Zaurus、クリエの時代から、現在のiPad・iPad mini、iPhoneに至るまで、手持ちのデバイス類には兎にも角にもハードキーボードありき、なワタクシKOUです(^^)。
とにかくもう、思いついたらどこにいようと、常にデジタルでアウトプット出来るようにしておきたい症候群、そんな感じ。。
そんなワタシが最近、ふとしたことがキッカケで、手書きによる大量アウトプットの良さを再認識。
明らかに、キーボードを叩きまくって頭の中を吐き出すのとはまた違った脳の部分が動き出すようで、そのうちどこからともなくアイデアが湧き出てくるような・・・。
そんな訳で、しばらくお蔵入りしていた7notes for iPadとSu-Penでデジタル手書きアウトプットを再開。
言うまでもなく7notesの文字認識精度の高さもさることながら、いくら大量に書き出してもペンやノートの消費がゼロ、加えてテキスト化による後々の検索性、文章の二次加工や再利用などが手書き入力でも可能、というのは今更ながらちょっと感動的。。
ただ、筆に任せて思うがままに吐き出した荒削りな文章を、後で校正・チェックするのに黙読するのが億劫な場合もあったりして。。
で、試してみたのが、金沢文庫の音声読み上げ機能を利用しての耳でのチェック。
これが意外と快適。高度な音声エンジンによる自然なイントネーションの為、聴き流すのも苦にならず、自分の文章をまるで他人様のもののように客観的に評価出来るような気がします。
全体の流れはこんな感じ↓。
文章入力が終わったら画面を長押し、現れたメニューから「全選択」をタップ、
続いて「コピー」をタップして全文コピーし、
金沢文庫の歯車アイコンから「+ペースト」をタップ、
後で分かるようにファイル名を付けて「OK」で保存。
保存されたファイルをタップして文章を表示させ、ボイスアイコンをタップして好みの話者やピッチ・速度などを調整し、「読み上げ開始」。
この方法で、書きためたアイデアメモや雑記などをまとめてボンヤリ耳で聞いていると、一人ブレストをやっているような感覚になり、ハッとする気づきや思いもよらないアイデアが浮かんだりすることも・・・。
また、誰かに何かを出来るだけ明瞭に伝えるための文章を書く際などは、一度耳でチェックしてみるといいかもしれません。
先日ふと手にした「「編集手帳」の文章術に、「耳は文章の不良品センサー」という一節があり、
その中に、
経験から申し上げれば、つかえたり、息継ぎが苦しくなったりしたときは、かならずそこに何かしらの欠陥が潜んでいます。文章上の不良品を嗅ぎ分けて、「耳」ほど優秀な感知器はありません。 P113
という記述がありました。実際体験してみると、確かにそんな気がします。
手書きで文章を書く→自動でテキスト化→デジタル保存→流暢な音声による耳でのチェック。
そんなことが手軽に出来る今の時代、ホント素敵過ぎます(*^_^*)。
iPad・iPad mini、そして優秀なアプリ群の価値を再認識する今日この頃です。