一冊の本は、時として人生を変える大きなきっかけの一つとなり得ます。
あくまでも個人的な実体験ではありますが、「変わるべき時」に、必然的にその起因となる本と出会うことも少なからず・・・。
ただ、そのような書籍は、一度や二度黙読しただけでは、なかなか血肉となりづらい、または深いところで理解するのが困難、というのが常。
で、結局何度も何度も繰り返し読んでは黙考するわけですが、やはり時間もかかる上に「読む」という視覚のみの入力パターンが真の理解を遠ざけているような気がしていました。
そんなわけで、自分にとって重要極まりない書籍のオーディオ化を簡単に出来ないものかと模索していたところ、文庫ビューアアプリ「金沢文庫」の音声読上げ機能がかなり使えるらしい、ということを知り早速試したところ、確かにこれが抜群にいい。もう最近もっぱらコレにお世話になりっぱなし。
やり方も至って簡単。
1,まずはオーディオ化したい本を自炊(スキャン時にOCRをオンにする)
2,出来上がったPDFからテキストを「全て選択」してコピー
3,メモ帳などにそれをペースト、テキスト形式で保存
(※余計な改行やら頁数などある程度手を掛けるべし。より自然な朗読になる。)
4,そのファイルをDropboxにアップロード
5,DropboxからOpenin機能で金沢文庫に転送
あとは金沢文庫の読み上げ機能で話者(男性or女性)や声の高低、アクセントや速度などを自分の好みに応じて設定するだけ。
実は以前にもテキストの音声化を何度か試みたことがあるのですが、その当時の読み上げ機能はまったくもって「ロボット」な感じ。
なんの抑揚もない、いわゆる「棒読み」でしたが、この金沢文庫の日本語音声読み上げ機能は驚くほど人間の朗読に限りなく近い。
この金沢文庫の読み上げ機能のおかげで、作業中にもBGM代わりに、寝入りばなでの睡眠学習的に、幾度と無く繰り返し本の中に潜む貴重なエッセンスを潜在意識に刷り込むことが可能になりました。
ホント、時代の進化に心から感謝!です。