S21HTユーザー必読。「仕事するのにオフィスはいらない」

結局、この三連休は、SEO・アクセスアップ実験用及びアフィリエイト用ブログの立ち上げ&読書三昧で終わりました。

今回のヒットは、佐々木俊尚著「仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)」。通読と熟読で既に2回、読んでしまいました。

Touch Diamondなどのモバイル端末やネットブックユーザーはもちろん、毎日猛暑の中、早朝から満員電車に揺られる日々に疑問を感じざるを得ないすべてのビジネスマン必読の書、といっても過言ではないかも知れません。

帯に書かれている「さらば残業!さらば満員電車!」にグッとくる方も少なくないかも知れません。

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S21HTなどのWM機は、買ってしまってからその活用法をあれこれ模索する「ボトムアップ型」の方も多いと思いますが、この「仕事をするのにオフィスはいらない」を読むことにより、”真のフリーなワークスタイル”というテーゼを実現するための手段、という「トップダウン」の視点で捉え直すことができると思います。

何を隠そう、この私、かれこれ15年位前から「どこでもオフィス」を実現するために、docomoのP-in Comp@ctやエアーエッジ、ザウルスやCEマシンなどのPDA、ノートPCなどにどれほど投資してきたことか。。。軽くン百万は秋葉原界隈に投じてきました(T_T)。

なので、この手の本は、とても涙無しには読めバセン。やっとこんな時代が訪れたかと。。。

クラウドコンピューティングなんて、10年前は想像だにしませんでしたからねぇ。。。

佐々木氏は、組織にも場所にも時間にも縛られない、そんな「完全フリー」なワーカーを、「ノマド(遊牧民)」と提唱しているようです。

そう言えば以前、自宅でビジネスを営む人々を「SOHO」と呼んでいましたが、最近あまり目にしなくなった気がします。今後はこの「ノマド」に取って代わるんでしょうか?

呼び名はこの際どうでもよいのですが、この「仕事するのにオフィスはいらない」には、その「ノマド」として活躍する実際の人々への取材や基本的な考え方、各種コントロール方法、そして具体的なIT、モバイル、ウェブ等の活用術が詳細に述べられています。

現S21HTユーザーは、思わずオードリーの春日のようになります胸を張りたくなります。

そうでない方は、iPhoneを即ゲット!したくなるやも知れません。

良かれ悪しかれ、時代は音も立てずに激変しました。それは事実です。

IT機器やインターネット等を使いこなすことが特別なことでもなんでもない時代となり、組織や元請けにぶら下がって生き続けることがナンセンスな時代となったことを再認識できる本です。

苫米地英人著「本当はすごい私 」もそうですが、「滅私奉公的・長時間労働、その果てのリストラ、終身雇用の崩壊」が当たり前となった現在、それを悲観するのではなく、そのこと自体が実は不自然でおかしなことだったということにまずは気づきましょ、というスタンスでこの本も書かれています。

今後ますます、このような論調の書籍は増えると思います。

未読であれば、お早めに。。。

仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)

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佐々木俊尚
光文社
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