「バイナリーオプション」と言うものをご存知でしょうか。本記事を開いたあなたは、少なからず言葉を耳にしたことがある、もしくは始めてみようと思う一方で、事前にしっかり勉強しておきたいという方がほとんどでしょう。
今回は、バイナリーオプションについて初心者向けにわかりやすく簡単に解説していきます。バイナリーオプション 入門くらいの気持ちで気軽に読み進めてください。
バイナリーオプションとは
バイナリーオプションは、バイナリー(binary)とオプション(option)の2つの言葉からなります。
バイナリーとは「二進法」のことで、「0」と「1」を使って数字を表現します。簡単に言うと、二者択一です。ちなみに普段使う「0.1.2・・・」は10進法です。
オプションとは「オプション取引」のことで、あらかじめ定められた期日に事前に定めた価格で売買できる権利のことを言います。
要するに「バイナリーオプション」とは、「ある一定期間で事前に定めた目標のレートを上回るか下回るかの2択を予測する取引」と言うことです。バイナリーオプションの特徴は、上回るか下回るかの「2択」で、予測通りなら利益、予測に反した場合は全額損失という結果になることです。仮に、1口1,000円で購入して予測通りの場合、購入数に応じた利益が得られます。一方で、予測と反した場合は1,000円丸々損失となります。ただし、バイナリーオプションは途中売却が可能であったり、1,000円程度の少額でも購入できるのでリスクヘッジも可能です。
バイナリーオプション 初心者のススメ
バイナリーオプション 初心者の方のために、実際どのような流れになるのか解説しておきます。
- 取引する「通貨ペア(米国ドルと日本円など)」と「目標のレート」を設定
- 実際のレートが目標のレートを上回るか下回るかを予測
- 時間になるのを待つ(待っている間に途中売却も可能)
これだけです。値動きが損益に直結する株式投資やFXとは異なり、バイナリーオプションは、わずかな値動きでも条件を達成すれば利益になります。そのため、レートに過敏になりすぎるのも注意が必要です。
バイナリーオプションの危険性
バイナリーオプションは、仕組みが単純なため詐欺に引っかかるケースも多発しています。2択なので極論、チャートを分析したり、練りに練った銘柄選びをする必要もありません。ただ、当たるか外れるかだけです。もちろん当たりの確率を上げるための戦略も必要ですが、そういったことが面倒になってしまうのが人間です。「これは絶対に当たる」や「このツールを使えば必ず当たる」など甘い言葉に誘われて、損失が膨らんでしまう詐欺事案は実際に起こっています。世の中「必ず」や「絶対」と言うことはありえません。こういった断定的な言葉には特に注意しましょう。
バイナリーオプション 税金の関係
バイナリーオプションで上手く利益が出たら、税金を納めなくてはいけません。バイナリーオプションは「先物・オプション取引にかかる税金」と見なされるため、一律20.315%の税率となります。ただし、確定申告を自分で行うため、取引にかかった費用などは経費として利用できるため、利益全額に対して20.315%の税率がかかってくる訳ではありません。
仮に、利益10万円で経費が1万円だったとすると、差し引き9万円に対して税率がかかり、結果18,283円の支払いとなります。基本的に、20万円以下の儲けであれば確定申告は不要ですが、税金はグレーゾーンが多いものです。いつ税務署に指摘されるかわかりませんので、準備は怠らないようにしておきましょう。
まとめ
本記事では、バイナリーオプションを初心者の方向けに簡単に解説してきました。既に、投資経験のある方はとにかく実践あるのみですが、投資なども経験が浅い方はレートに慣れることや実際に少額から取引をスタートしてみましょう。投資の世界では、リスク分散が肝です。少額でも勝ち続ければ大きな利益になります。その1つとしてバイナリーオプションを有効活用してみてはいかがでしょうか。