たまに巷に出て行きつけの飲み屋などでスマホ談義なんぞをしていると、iOSのアップデートに無頓着なiPhoneユーザーが多いのに驚くことしばしば。
でもiPhoneは通常の電化製品ではなく、OSを走らせる”小さなパソコン”。使っているのはハードではなくその中の「ソフト」、です。
そして手にした”ソレ”は完成品ではなく、常にアップデートが必要な”未完成品”。
ということで、本日8月26日未明にAppleがリリースしたiOS9.3.5。
主な内容は
- アプリケーションがカーネルメモリを開示出来る問題の修正
- カーネルメモリ開示可能により任意のコードを実行出来る問題の修正
- 悪意のあるWebサイトアクセスの際任意のコードが実行される問題の修正
などです。
「なんのこっちゃ?」かも知れませんが、要するに「セキュリティ」に関するアップデート。
このアップデートを早急に行うことで、
「遠隔でターゲットのiOSデバイスからメッセージ・Eメール・連絡先・パスワード・位置情報などを抜き出すことが可能」となる、いわゆる「ゼロディ攻撃」というソフトウエアの脆弱性を狙った攻撃(パッチ適用などの防御対策が取れない)からiPhoneを守る、というものです。
とにかく今すぐに「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」でiOS9.3.5へのアップデートを行うことを強くお勧めします。
もちろんiPadなどiOSデバイス全て・・・。