eスポーツのオンラインゲーム人口が増大

最近よく耳にするようになった「eスポーツ」。すでに世界中では多くのプレイヤーがeスポーツを楽しんでいます。eスポーツとは、簡単に言うとスポーツの試合のようにコンピュータゲーム対戦を行い相手と競い合う競技です。各家庭にインターネットが導入され誰でも簡単に参加することができること、ゲームジャンルが豊富であることから、eスポーツのオンラインゲーム人口は爆発的に増えています。さて、一体どのくらいの規模になっているのでしょうか?

世界のeスポーツ競技人口

2021年現在、世界ではすでにeスポーツの競技人口は1億人を超えているという報告があります。またプレイヤーのみならず、2021年中に観戦者は7億人に達するとの専門家が報告しているいることから、だいぶ盛り上がっている競技であるといえます。観戦者はさらに増加すると予想されているため、今後もさらなる規模の拡大が期待できます。ちなみに、市場規模が大きな国を挙げると、最も大きいのが中国で競技人口は5億人以上、市場規模は約375億円(2020年)。アメリカや韓国などが中国に続きます。

日本のeスポーツ競技人口

日本の競技人口は約360万人、市場規模7億円程度であると言われているため、先ほどの世界をリードしている他の国と比べるとまだ小規模であるといえます。それゆえ、今後のさらなる拡大が期待できます。

日本のeスポーツのこれから

今のところ、eスポーツが多くの人に浸透していないことが日本のeスポーツが遅れをとっている一番の原因ではないかと思われます。ゲームを楽しむ人は少なくないはずですが、未だにゲームは娯楽であって野球やフットボールなどのようなプロプレイヤーによる試合が許容されがたい状況にあるといえます。そのため、海外で行われている大きな大会のように巨額の賞金をかけた試合などを開きづらいのが現状です。また、日本で多くプレイされているeスポーツ種目が他の国で大きな大会が開かれるものと違いがあることで、このようなずれを引き起こしているかもしれません。

しかし、2018年にJeSU(Japan esports Union)が設立されテレビなどでもeスポーツを取り上げられる機会が増えてきました。また、大会が多く開催されるようになり、多くのスポンサーが参入しているためこれから日本で普及するのも遠い未来の話ではありません。それに伴い、インターネット環境などのオンラインゲームに欠かすことのできない環境も整備が整っていくことが期待できますので、eスポーツのオンラインゲーム人口はますます増えていくことでしょう。