文章のアウトプットに煮詰まったらこの2冊、「読む・考える・書く」技術・売る文章51の技

最近あちらこちらで、締め切り間近の作家さんのごとく「産みの苦しみ」を嘆く中小企業の経営者さんによく出会います。

「ブログのネタが無い・・・」

「なにをつぶやけばいいのか・・・」

「その上Facebookなんてとても・・・」

思えば確かに、「昔は良かった」のかも知れません。ブログもTwitterも、会社案内的ホームページさえ不要な「インターネット以前」が。。

ツールがなければ、少なくともそれらの活用如何による格差は生じることはありませんから・・・。

ビジネスの活性化、まあ平たく言えば「売上を上げる」ためには、何をさておきまずは一人でも多くの「見込み客」に自社の存在を認知していただくのが大前提。

その観点からすれば、これほどまでに情報伝達の為の優れたサービスが豊富に、しかも無料で使い倒せる今、問われるのは「情報のアウトプット力」です。

そうは言っても、「今更何をどう発信すれば・・・」という方に、とりあえずおすすめ本を2冊ご紹介。

まずは「知的生産力を鍛える!「読む・考える・書く」技術―あなたのアウトプット力を飛躍させる50の方法」。

情報化の進展によって、現代人には、かつてないほど知的生産力が求められるようになってきました。
なぜなら、消費の中心が「モノ」から「コト」に移り、人が「役に立つ」「なるほど」「楽しい」「気分がいい」と感じるものに富が集中しているからです。
「はじめに」より

何かを生産するには、「素材」と「加工」が必要なように、知的生産(アウトプット)するにもまずは「情報(素材)のインプット」、そして「発想・編集(加工)」が重要であり、その為のインプット方法や発想術、「人を動かす文章」を書くにはどうすればよいのか、などについて詳細に述べられています。

知的生産力=(情報A×情報B)/自分=情報C

単なる事実や出来事を、ただそのまま発信しただけでは、それは「小学生の絵日記」同様、誰も興味・関心を示さない。

あなたが超有名人や人気アイドルでないかぎり・・・。

具体的な一つの事象を、抽象化し普遍化することによって初めて「誰か」に伝わる情報となる、その為の発想術・表現のヒントを学ぶには読んで損のない一冊です。

    ★目次
    プロローグ 知的生産力を鍛えよう!
    第1章 コンテンツを生み出す5つの技術
    第2章 アウトプット力を高める方法
    第3章 書く環境を整備する
    第4章 出版があなたの世界を変える!
    おわりに つらいことも苦しいこともすべてネタになる

続いてもう一冊、「売る」文章51の技~説得力あるキャッチコピーとロングコピーの作り方」。

こちらはズバリ、「売るための文章」の基本を学ぶもの。

かといって、ブログやツイッターなどでいきなり宣伝ばかりしていては、総スカン間違いなし、なので取扱注意。

(あくまでも自社サイトやランディングページ・DM等での活用がメインです。)

「いい商品」や「優れたサービス」というだけでは消費者は動かない、売れない。経営者であればもはや周知の事実。

いくらあなたの会社の商品・サービス、自社ビルや機械設備がご立派でも、消費者の側から見ればそれは全て「他人事」。

「それが一体、わたしにとって何のメリットがあるの?」と。

人間皆、「自分事」にしか興味が無い生き物です。

世の中、未だに製品スペックと独りよがりの特徴・サービス一覧を羅列しただけの「売れない販促」で溢れかえっています。

まずはこの「売る文章51の技」を学び、深く考え、コピーを書き、テストを繰り返す。

それだけでも、少なからず結果に現れるはずです。

頭に大汗をかくことを厭わないのであれば・・・。

なぜなら、ほとんどの同業他社がやらないことだから。。。

社員や業者に丸投げしたい気持ちをグッとこらえて・・・。

いつの世も、「苦あれば楽あり」です。

「50の方法」と「51の技」が、その苦痛を多少なりとも和らげてくれる、かも知れません・・・。

知的生産力を鍛える!「読む・考える・書く」技術―あなたのアウトプット力を飛躍させる50の方法

「売る」文章51の技~説得力あるキャッチコピーとロングコピーの作り方