『モレスキン「伝説のノート」活用術』は手帳術の入門・ブラッシュアップにも最適な一冊。

自宅オフィスに所狭しと立ち並ぶ5本の書棚の一角を「手帳・メモ術」の書籍が占領し、その下段にはもうありとあらゆる手帳類が博物館化するほど「手帳オタク」なこの私、書店や文具売り場など至る所で手帳及び関連雑誌が目に飛び込むこの時節、モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方を先ほど読了しました。

「モレスキン」と言えば言わずもがな、帯にもあるように、あのピカソ・ヘミングウェイ等々名だたる偉人賢人達が外部脳として愛用した、質実剛健なハードカバー、そしてちょっと高価な?ノートですね。。

ちょっとした文具店に立ち寄った際には時期を問わず手帳売り場を徘徊するこの私、もう幾度となく目にし、手に取り、その質感・様々なフォーマットに惹かれながらも、実はまだ一度もこの「モレスキン」だけは使ったことがないんです。

あらゆるサイズのシステム手帳や背綴手帳、数万円のモノから100円ノートまで、種々雑多な手帳・メモを使い倒してきた私にも、明確な理由はわかりません、が、なぜか後一歩のところで、購入を留まっていたのです。

で、この「伝説のノート・・・」を読み終えた今感じたこと、それは、とにかく一度「モレスキン」を使ってみようと。

なぜ使ってみたくなったのか、その具体的な理由は未だ明文化するほどには熟成されていませんが、あえて一言で現すならば、この「モレスキン」という手帳に存在する「哲学」みたいなもの、が感じられたからなのかも知れません。。。

ノートがすでに重要だとわかっている情報を覚えておくために利用するものと考えるなら、「手帳」は未来に向かって開かれた可能性を記録しておくものだと言ってもいいでしょう。(P25より抜粋)

単なる備忘録であれば、使い捨てのメモ帳でも切れ端でもいい、が、それが一転「未来に向かって開かれた可能性」の記録であるならば、その価値は無限大、記録媒体である手帳も、それに応ずる質感・耐久性・書き味etc、自ずとこだわりを持って然るべきアイテムだと言うこと。

確かに、フォーマット自体は「モレスキン」ならでは、という特異なものではないので、あえてモレスキンユーザーならずとも、「手帳術」のマッシュアップ本としても読む価値有り、だと思います。

なにはともあれ、まずは週末にでもルールドノートブックタイプをゲットし、様々なビジネス書から「これは!」というアイデアや、取り入れたいノウハウ・テクニックを抜き出した、自分専用のモレスキン版「ビジネス秘伝書」を作ってみたいと思います。

モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方
モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方