最近、ホントに「うまいっ!」と心の底から叫びたくなるほどの食事、していますか?
グルメ番組花盛りの昨今、そこで絶賛されたお店なんかにたまたま入ってそのメニューを食して見ても、それほどでもなかったりなんかして。。。 で、ふと思い出したんですよ、唐突に。
それは、神田の白山通り沿い『とんかつ いもや』。
あれはそう、今から約20年前、税理士を目指して会計事務所に勤務しながら足しげく水道橋のo原簿記学校に通っていた頃。
週二回の夕方六時から始まる授業の直前に、もうほぼ毎回、腹におもいっキリ詰め込んでいたのです、『いもやのとんかつ』を。。
メニューはとんかつ定食とヒレカツ定食のみ。ほぼ全員が注文するとんかつ定食は、当時たしか500円。
カウンターのみのせまい店で、常に順番待ちのお客がいるが、皆黙々とその極上のとんかつ定食に立ち向かうのと、単品勝負の完璧なオペレーションで、すぐに順番は回ってくる。
しじみのみそ汁も、テンコ盛りのキャベツも、文句無く旨い。
そんな、『いもやのとんかつ』を、もうとうとう我慢できなくなったんです。
で、本日昼、20年ぶりに車を飛ばして行ってきましたよ、『いもや』に。。。
もう何度くぐったかわからない、そののれんを、「どうか、味が変わっていませんように!」 と祈りつつ、少々緊張の面持ちで再度、20年ぶりにくぐりました。 な、なんと!味以前に、板長がおんなじ! 20歳年取っただけ(俺も)! 一瞬にして、あのほろ苦い青春時代にプレイバック!!
午後2時を少し回っていましたが、相変わらず順番待ちのベンチも一杯。 それとなく店内をみまわすと、もう懐かしさでいっぱいいっぱいです。
なにも変わってない。 さすがに値段だけは、750円になってましたが、20年たってますから、当たり前です。
とてもその価格の味と量ではありませんから、変わってなければ。
待つこと5、6分で早くも順番が。 平静を装いつつも、胸はドキドキ、腹はペコペコです。
で、目の前にドンと出てきました、あのとんかつが。
20年ぶりの再会です。 なんか、不思議な感覚です、タイムマシンであの頃に戻ったような。。。
でも、店の状況からして、そんな感傷に耽っている間もなく、いきなりとんかつを「ガッツリ」。
んも?!!!!!!!!
全然、全く、変わってません!そのまんま。 さすがだぜ、板長!
立ち上がって、握手したくなりましたよ。
もうそれからは、あの頃のように、貪るように食らいつきました。
「旨い。。。ウマスギル。。。」
夢のような時間は、あっという間に終わってしまいました。
またしばらく、『とんかつ いもや』通いが復活しそうです。
まずは来週、再び行きますけどね。。。
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