マンダラートは最高の発想支援ツールだと思う。

手帳術や情報管理術、ロジカルシンキング関連に興味のある方ならご存じ、ヒロ・アートディレクションズの「マンダラート」ですが、今更ながら、このマンダラート、物事を考える際のツールとしては、かなりの優れものだと、そう思います。

私がマンダラートに出会ったのは、かれこれ20年以上前になりますが、実際にあの9マスで初めていろいろな事案を展開したときの、一週間続いた便秘が一気に解消したような、なんとも言えないスッキリ感と問題解決までの衝撃的なスピードは、今でも鮮明に覚えています。

あまりにも画期的だったので、1セット52,500円もする、革製のマンダラート手帳を衝動買いしてしまったほどです(^_^;)。

↓これが、ヒロ・アートディレクションズの「マンダラート手帳」

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さすがに結構なお値段だけあって、20年以上たった今でも健在です。

その後、Palm版のマンダラートが開発・販売されたので、そのためだけに、ソニーのクリエ「PEG-NX80V]と外付けキーボードを買ってしまったほど、マンダラートは私にとって価値あるノウハウでした。そして、今も。。。

↓こちらがPalm版マンダラート ON クリエ。こちらも健在です。

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デジタルでのマンダラートは、一枚目の9マスの真ん中から展 開された外側のマスのひとつを、次の9マスの真ん中に置き展開し、さらにそれを展開する、というマンダラート特有の発想の拡散が、紙のページをめくるのと違い、タップひとつで次々と自動に展開できる点で、優れていると思います。

( 紙のリフィルだと、コストもエンドレスで嵩みますし(T_T) )。

上手く表現しずらいので、未体験の方は、無料でPCにてお試しを→ マンダラートお試し版

残念というか心配なのは、クリエはとっくに製造完了なので、これが壊れたら、「どこでもデジタルマンダラート」ができなくなること。

最近iPhone版が出来たようですが、S21HTで使えるWindowsMobile版を、早く作ってくれませんかねぇ。。。

とかく人間は物事を頭の中だけで考えると、どうしても堂々巡りになりがちで、3日も4日も答えが出ず、そのうちそれが「悩み」になってしまいがちです。頭も疲れます。

それがこのマンダラートの「9マス」で次々に展開することで、ものの5分で答えが出ることさえ少なくない。

ここ数年かなりな人気を誇る、同様の発想支援ツール「マインドマップ」、私もサイト構築やシステム開発に取りかかる際や事業戦略の考案時などにマインドマップで放射図を書き出したりします。

ですがマインドマップの場合、紙の面積という物理的制約以外全くの自由なので、かえってそれがアダとなり、場合によっては発想が広がりすぎることにより、特に予算や期限がある物事についてオーバーワーク気味な結果となることが希にあります。

その点、マンダラートは、真ん中のマスに置いたテーマから8つのマスに連想を思いつくまま埋めていく、というその「心地よい制約の中での自由」みたいな感覚が、より一層、問題解決、ロジカルシンキングのスピード化とオーバーワークの歯止めになっているような気がします。

解決すべき問題や、創造力を求められる仕事が多い方で、未だマンダラートを未体験ならば、一度は試してみる価値大ありです。

白紙に定規で9マス書くだけでも、エクセルで9マス作ってコピー用紙に印刷するだけでも、りっぱなマンダラシートです。

「ノンリニアな発想」の得も言われぬ爽快感?を、体感できると思います。

マンダラ思考で夢は必ずかなう! 「9マス発想」で計画するマンダラ手帳術
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