ビジネスの世界において、「アイデア」の重要性は今更ここで述べるまでもありませんが、そもそも、自社のビジネスを継続・発展させるために有効な「アイデア」を生み出すための方法自体がよくわからない、といった方も多いようです。
かく言う私も、「マインドマップ」や「マンダラート」などの発想支援ノウハウを駆使して、自社やクライアントの戦略アイデアを練ることしばしば、そう簡単に「グッドアイデア!」がヒラメくもんじゃぁ、ありません。
よく言われることですが、アイデアとは「無から有」を生み出すことではなく、既存にある物事を、いかに有効に組み合わせるか、ということ。
知識や情報それ自体は、もう有り余るほど、身の回りやネットの中に溢れている時代。あとはそれらを「鉛筆転がしの運任せ」でつなげていく、というのがこのアイデア鉛筆 たった一振りでチャンスをつかむ面白発想法のコンセプト。
自分の意識している努力の範囲内でいくら頭をひねってみても、眠っている発創力をすべて表に出すのには限界があります。その発創力が眠っている私たちの脳を起こすために、この鉛筆を転がすという作業が有効なのです。(P18)
アイデアを捻り出す、という作業を行っていると、どうしてもロジカルシンキングになってしまいがちですが、この、一見子供じみた「運任せの鉛筆転がし」の発想は、なかなか抜け出せない袋小路から、パッと飛び出た感覚に近いものがあります。
この「アイデア鉛筆」を読み終えた後、早速近所の100円ショップで、もう何十年ぶりでしょうか、鉛筆と鉛筆削りを、買ってきましたよ。
ん~、懐かしい・・・。しかも最近の鉛筆削りは、かなり進化していてちょっと驚き。
それはさておき、まずは「第2章 アイデア鉛筆インプット編~「アイデアの種」のかんたん製造法~」から試してみました。
やり方は至って簡単。鉛筆の6面それぞれに「+、-、×、÷、@、∞」を書き入れて転がすだけ。
各マークの深い意味は、ネタバレになるので割愛しますが、これだけでも、「おっ!?」と思わず口走ることになるかもしれません、自分の今までの思考回路では辿り着かないアイデアが生み出されるので・・・。
ホント、この手のノウハウというものは、一度でいいから騙されたと思ってやってみるかどうか、ですねぇ。。。大してコストがかかる訳じゃぁ、ないんですから。。。
目次
- 第1章 究極の「運まかせ!」鉛筆一振りの力を知ろう!
- 第2章 アイデア鉛筆・インプット編~「アイデアの種」のかんたん製造法~
- 第3章 アイデア鉛筆・アウトプット編~お金になるようにブラッシュアップするには?~
- 第4章 アイデア鉛筆をチームで転がす<br />
- 第5章 「運」と「能力」を同時にあげるアイデア・トレーニング
早速近くのファミレスでも行って、ノマドしながらアイデア出しを、と思いましたが、さすがに人前でひとり鉛筆をカラカラ転がしてちゃ、、、と思った矢先に、鉛筆転がしのiphoneアプリ「エンピツ君」があったのを思い出し、即ダウンロード。
「自分で作る」で先程の「+、-、×、÷、@、∞」をひらがなで入力(記号は入力出来ないので)。
これなら、誰が見ても「ただiphoneを睨みつけてるオジサン・・・」にしか見えません。まさか、エンピツを転がしているとは、想像だにしません!w。
なにか良いアイデアをと、日頃から模索するも、中々斬新なヒラメキの糸口が見つからないとお悩みの方などは、是非一度お試しになってみてはいかがでしょうか?
童心に帰ったつもりになって・・・。
日本能率協会マネジメントセンター
売り上げランキング: 961
アイデアが面白いと感じました。
部下に読ませたい内容
まさに今この本を求めていました。