【映画レビュー】ウルフ・オブ・ウォールストリート

「ウォールストリートの狼」と呼ばれた実在した男の回顧録を元に、ぶっ飛んだ夢を追いかけるぶっ飛んだ男のストーリーが映画になったのが『ウルフ・オブ・ウォールストリート』。

破天荒すぎる人生だけど、夢をひたすら追い求める姿は見ていて気持ちがいいぐらいまっすぐです。

作品情報

【製作年】2013年

【上映時間】179分

【ジャンル】ドラマ、伝記

【監督】マーティン・スコセッシ

【原作】ジョーダン・ベルフォート

【出演者】

レオナルド・ディカプリオ

ジョナ・ヒル

マーゴット・ロビー

マシュー・マコノヒー

カイル・チャンドラー

ロブ・ライナー

ジョン・バーンサル

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は実在した株式ブローカーのジョーダン・ベルフォードの回想録、『ウォール街狂乱日記~狼と呼ばれた私のヤバすぎる人生~』を映画化した作品。2014年に公開されると、世界的に有名なレオナルド・ディカプリオが主人公ジョーダン・ベルフォートを演じたというのもあり、話題を呼び観客を惹きつけました。そのディカプリオが演じるジョーダンはまさに破天荒そのものです。映画の特徴は『セックス』『お金』『ドラッグ漬け』の毎日を繰り返すところと、”最も多く『FU‪✕K』という言葉が使われた映画”として断トツというブラックジョークが効きまくりなところです。これはこれで見る人を驚かせてくれますね。ちなみにジョーダン・ベルフォート本人が本作にゲスト出演を果たしています。

主演は、かつてイケメン俳優として一世を風靡したレオナルド・ディカプリオ。あまりの有名ぶりに、映画に詳しくない人でも誰でも一度は名前を聞いたことがあるでしょう。そう”あの”レオ様です。1974年11月11日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身で俳優業以外にも環境保護活動家でもあります。そんなレオ様が一躍有名になった映画が、1997年のアカデミー賞作品「タイタニック」でした。その端正な顔立ちで世界の女性のハートを釘付けにし、様々な年齢層のファンを作りました。レオナルド・ディカプリオ現在は47歳と脂ものって…実際体型も結構脂が乗ってサイズアップした感が否めませんが..

撮影当時は39歳ですが、今見ても締まったセクシーな体型とは言い難いかもしれませんね。しかし、演技はぶっ飛んでいてスカッとしますよ!さすが実力派演技のディカプリオは健在です。

あらすじ

大金持ちを夢見るジョーダン(レオナルド・ディカプリオ)は、株式仲介の資格を取得し、ウォール街の証券会社に就職をします。しかし、トレーダーとしてデビューを飾る出勤初日に魔の“ブラック・マンデー”が起こり、失業してしまいます。いざ頑張ろうという時に会社は倒産。仕方なく小規模で怪し気な別の会社へと入ることとなったのですが、そこはなんと詐欺的な商法で1ドルにも満たない“ペニー(クズ)株”を売りつける会社でした。ジョーダンはそこで見事にぼろ儲け!巧みな話術で金持ちに売りつける商法で巨額の富を手にします。ついに大金を稼ぐことに成功し、起業を成功させますが一気にウォール街のカリスマとなったジョーダンは、稼いだ金を高級車やドラッグ、娼婦につぎこみパーティ三昧の狂乱の日々を続けます……しかし、こんなに派手にお金を使っているジョーダンが警察の目につかないはずがありません。ジョーダンのウォール街での人生はどうなって行くのでしょうか?

みどころ

作中で出てくるセリフや行動は、どれもこれも破天荒すぎるのですが、中には真理に繋がるセリフも…そんなセリフも見どころのひとつです。

『とてもわかりやすい経済』

作中のシーンに「名前が知りたい。このナプキンに名前を書いてくれ」というセリフが出てきます。ジョーダンの仲間のブラッドが、ジョーダンの部下に経済を教えるシーンのひと幕です。ジョーダンがブラッドに「ボールペンを俺に売りつけろ」と言います。そこで返した言葉がこの名言です。ジョーダンはボールペンを持っていません。しかし名前を書いて欲しいと頼まれたのでボールペンは”必要”なものです。そして目の前にはそのボールペンを握っている人がいます。これが「需要と供給」です。

この「ボールペンを俺に売りつけろ」というセリフ、この映画の最後のシーンでも登場します。FBIに捕まったジョーダンは獄中で3年過ごし出所します。その後ジョーダンはいくつものセミナーを開催して、お金儲けをするための秘訣を教えます。そんなセミナーで発した言葉がこの「ペンを売りつけろ」です。ペンの売りつけ方は全てのビジネスに通じる。だからこそジョーダンは原点回帰したのでしょう。この言葉が映画の幕を閉じます。

『貧しい時も金持ちの時も』

会社が新規上場を控える会社のスピーチでジョーダンが言った一言「俺は貧しい時もあれば、金持ちだった時もある。そして俺はどちらか選ぶなら金持ちを選ぶ。どんな時でもだ」

部下たちを前にこの言葉を選んだジョーダン。この言葉で部下たちは大盛り上がりをします。相手がが望む”強い言葉”を巧みに使えるジョーダンは部下も見る人も圧倒することは間違いありません。「貧困の中で高潔さは生まれない」という台詞はこのセリフの前に出てきますが、有名な経済映画「ウォール街」でも使われています。

この作品は日本では少し引くぐらいのブラックジョークに彩られた作品ではあるものの、欲しいものを真っ直ぐに追いかけ、持てる全てのものを使いそれを手に入れる。ジョーダンにとっては”お金もちになるお金”でしたが、皆さんにとって欲しいものはなんですか?「ジョーダンの様に」とは決して言いませんが、こんな追いかけ方ができるのは、幸せなのかもしれませんね。

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