文章のアウトプットが楽になる「iMandalArt」と「iThoughts」の連携

文章(特に長文)をひねり出すにあたり、いきなり書き出すよりもまずはアウトラインで構成をラフにアウトプットして骨組みを構築する、という作業は必須ですが、いきなりアウトラインプロセッサに立ち向かっても、中々アイディアが浮かばないことがままあります。

そんな時に、iMandalArtを使ってまずはどんどん頭の中身を9マスに展開すると、不思議とキーワードやコンセプトが湧き出てきます。

非常に楽です。

が、今度はそれに基づいて文章を起こそうとすると、iMandalArtの唯一の弱点、階層が深くなることにより一覧性に欠ける、という点において、作業が行き詰まりがちになります。

そこを補うために、opmlファイルをインポート出来るiPhone用マインドマップアプリ、iThoughts (mindmap)を購入してみました。

iMandalArtは展開した一連のセルをopmlファイルとしてメール送信する機能があるので、それをiThoughtsに取り込むことにより、一瞬でマインドマップ化してくれます。

さらにそこからメール送信することにより、マインドマップの階層通りに「アウトライン化」された書式のテキストに書き出してくれます。

この一連の連携で、文章作成の効率がかなり楽になりました。

1.まずはマンダラートで思考を展開

文章のアウトプットが楽になる「iMandalArt」と「iThoughts」の連携

2.トップのセルを2,3秒タップすると、「カット コピー 削除 共有」メニューが現れるので、共有をタップ。

文章のアウトプットが楽になる「iMandalArt」と「iThoughts」の連携2

3.「OPMLファイルをメール」をタップし、PCへメール送信。

文章のアウトプットが楽になる「iMandalArt」と「iThoughts」の連携3

4.そのファイルをbox.netにアップロード(iThoughtsにbox.netからOPMLファイルを取り込む機能があるので)。

5.iThoughtsを起動し「Transfar」で「box.net download」をタップすると、アップしたファイルが表示されるので、それをタップすると、マインドマップとして表示される。

マインドマップ

6.再度マインドマップ上で内容を校正したら、画面タップで現れる上部のメールアイコンをタップ。

7.下記のようなアウトラインテキストに変換されるので、自分のPCメルアドに再度送信。

文章のアウトプットが楽になる「iMandalArt」と「iThoughts」の連携4

8.あとはそれをエディターにコピペし文章を完成させる。

一見面倒なようですが、iphone片手にカフェにでも行って、まずはマンダラートによるネタだしのみに集中。

オフィスに戻ってiThoughtsへインポートし、マインドマップで校正後アウトライン書式でメール→テキストエディタにコピー、出来上がっている骨組みに肉付けして文章化。

という”作業の細分化”でクライアントへの提案書や報告書、別のブログで行っている書評など、かなりの長文でも以前よりずいぶん効率よく書けるようになりました。

欲をいえば、iMandalArtから直接iThoughtsへファイルのやり取りが出来れば、言うことないんですけどね。。。

追記:出来るようになりました→iMandalArtとiThoughtsの直接連携は究極のアイデア出し・文章作成システム)

OPMLでの連携が出来るだけでも、結構画期的だとは思います。