私が時間管理術に目覚めたのは、税務会計の激務に追われ始めた20代前半。 ありとあらゆる時間術関連書籍・セミナーを見聞し、たどりついたのが、ジェームズ・ヌーンの「Aタイム」とシステム手帳。 超多忙がウソのように「ヒマ」になったあのときの”不思議体験”を、今でもよく覚えています。 ノウハウというものの価値と、それを実行する結果の凄さを知った瞬間でもあります。 あれから20数年、仕事柄多数の「社長」と呼ばれる方々とお会いさせていただきましたが、口癖は決まって「忙しくて、まいるよ」。 まるで、「ヒマ」を心の底から恐れているかのよう。「ヒマ」=「倒産」と。。。 当時はよく、そういう方々に生意気にも時間管理術の本を会う度に勧めていました。 がしかし、それはある意味、大きな間違いでした。あることに気づいたのです。 その社長達の 忙しさのほとんどは、「社員と同じ仕事、社員がすべき”作業”」を社員以上にしているにすぎないことを。 船長が船員と一緒に船をこぎ、船員が休んでいるときでさえ、船が沈んではいけないと、ひとり船をこぎ続ける。 いつまでにどこへたどり着くか海図も見ず、天気も読まず、食料や燃料がどれだけあるかも知らない。 こんな船は、いつかかならず、沈みます。どこへたどり着くかも運任せ。例えればこんな状態。 時間管理以前に、現在のポジションにおいて、”何が自分の仕事の本質なのか”を見極める必要があります。 かくいう私KOUも、雇われの身から曲がりなりにも経営者へと大きく状況が変わったことと、今更言うまでもないIT,ネットなどのビジネスツールの劇的進歩、スピードの加速化等々により、過去のノウハウ・やり方では不適合な点が多々あり、時折旬の時間管理術本でブラッシュアップします。 で、この連休中に読んだのが、本田直之氏の 労働社会から知識社会への変化が起きてしまった現状をベースに、ドラスティックなタイムマネジメントを提唱しています。 知識社会においては、かけた時間それ自体にはほとんど、あるいは全く価値はなく、成果こそが全てだと。 ビジネスの儲けの根源は「仕組み化」であることは、もはや周知の事実ですが、時間管理にも「仕組み化」という発想を用いる点が新しいかなと。 それと、時間を「消費」するのではなく、[投資」するのだと。 消費=減るだけ 投資=増える、再投資できる 言われてみれば、納得のパラダイムシフトです。 「忙しい」=「儲かっている」の方程式が遠い過去になった今、それでもつい、「忙しい」とつぶやいてしまう方には、是非オススメの一冊です。
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